症例 CASES
泌尿器
犬の膀胱腫瘤(手術の画像があります)
半年ほど前から尿の最後に血が混じることを主訴に来院された症例です。
尿検査では潜血および赤血球が確認されました。またエコー検査では膀胱の頭側に腫瘤が認められたため、外科切除を行いました。
膀胱頭側に有茎状の腫瘤が確認されます
膀胱に切開を加え、反転させた画像です。黒丸で囲ったところに表面がボコボコし一部内出血を起こしている腫瘤が見られます。
腫瘤を切除し病理検査に提出した結果、今回の腫瘤は増殖性の膀胱炎によるものと診断されました。慢性的な膀胱粘膜の刺激によるものが示唆されます。追加の抗がん剤などの必要はありませんが今後も再発などがないか定期的にチェックを行っていきます。