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眼科

角膜潰瘍

角膜潰瘍は外傷によって生じたものと、涙の減少などの保護機能、再生力の低下によって生じるものと大別されます。

外傷の原因になるものとしては眼瞼の内反や逆さまつ毛、シャンプー、物理的な傷害などがあります。

目の保護機能、再生能力を低下させる原因としてはドライアイ、顔面神経麻痺、角膜ジストロフィーなどのほか、糖尿病といた全身性の病気によっても引き起こされることがあります。

角膜潰瘍の症状としては目やにが多い、目をしょぼつかせる、充血しているなどがみられ、そのような症状がみられる場合フルオレセイン染色という染色液を使って角膜に傷がないかを確認します。

治療は主に抗菌薬やヒアルロン酸ナトリウム、抗コラゲナーゼ薬などの点眼薬を用いた内科療法が行われますが、重症化した潰瘍の場合は外科的治療の実施が必要なことがあります。

シャンプー後から眼がしょぼついているということで来院されました。フルオレセイン染色を行ったところ眼の内側が染色され角膜に傷がついていると判明しました。シャンプー後に眼がしょぼつく場合このように傷がついていることがあります。この子は点眼を1週間行ったところきれいに傷は治りました。